無料の廃品回収と不用品回収の違いは?福岡で引っ越しする際に利用がおすすめな業者も解説
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廃品回収と不用品回収の違いは?
廃品回収と不用品回収は似ているようですが以下のような違いがあります。
- 廃品回収:リサイクルができて換金が可能な古紙・アルミ缶・リサイクル可能な家電等を回収
- 不用品回収:所有者が不要なものを種類関係なく回収
廃品回収は原則としてリサイクルや換金が可能なもののみを回収するため、無料で回収をしています。
1990年代前半まで街中を周回していたちり紙交換業者も廃品回収業者の一種です。
なお、現在は一般家庭の依頼に応じてくれる廃品回収業者はほとんどありません。
廃品回収業者がかつて回収していた物品は、ほぼ自治体が「リサイクルゴミ」の名目で回収しています。
一方、不用品回収業者はリサイクルできる、できないに関わらず一般家庭や企業から不要になったものを回収してくれます。
回収業者が不用品を処分してくれるので、回収は有料です。
不用品回収業者は、家具・家電・雑貨類・古書・洋服など幅広い品物を回収してくれます。
業者によっては不用品の買取・回収の両方を行っている業者もあり、効率的に不用品を整理したい際に便利です。
引っ越しの際に出る不用品の処分は不用品回収業者を利用する
引っ越しの際は、大量の不用品が出ることもあります。
自治体にゴミとして回収してもらえる製品も多いですが、引っ越す日までに回収日が間に合わないケースもあるでしょう。
引っ越しの際に出る不用品をまとめて処分したいなら、不用品回収業者を利用してください。
費用はかかりますが、幅広く不用品を回収してもらえます。
不用品回収業者には、以下のような種類があります。
- 不用品の回収のみを専門で行っている業者
- 不用品の回収と買取の両方を行っている業者
- 不用品回収のほか、ゴミ屋敷の清掃などハウスクリーニング等も行っている業者
- 不用品回収のほか、遺品整理を行っている業者
引っ越しの際に利用する場合は、不用品回収の専門業者か不用品の回収・買取を行っている業者がおすすめです。
なお、遺品整理とは近年需要が増えている故人の持ち物を整理してくれる仕事です。
例えば、両親や兄弟が亡くなって住んでいた賃貸物件を解約するといった場合に利用するといいでしょう。
古紙やアルミ缶等は資源物回収拠点に持ち込む
福岡市では、古紙やアルミ缶などかつて廃品回収業者が回収していたものは地域の集団回収や資源物回収拠点で回収しています。
古紙やアルミ缶などリサイクルできるものは早めに資源物回収拠点に持っていきましょう。
リサイクルができればエコにもなります。
また、市内に3か所ある3Rステーションでは、衣類・書籍・家具(臨海3Rステーションのみ)で提供を受け付けています。
時間に余裕がある場合は、3Rステーションに持ち込むと不用品がリサイクルできます。
福岡市で引っ越しの際に不用品回収業者を依頼する流れ
近年は自治体のゴミ回収ルールが厳しさを増したこともあり、引っ越しの際に不用品回収業者を依頼する事例が増えています。
不用品回収業者を利用すると、不用品を一気に片付けられるほか、大型家具や家電を家まで回収しにきてくれるメリットがあります。
福岡市で引っ越しの際に不用品回収を依頼する流れは、以下のとおりです。
- インターネットを利用して業者を探す
- 見積もりを取る
- 見積もりの額に納得したら依頼する
近年、不用品回収業者の多くは自社のホームページを開設しています。
ホームページには回収できる品物や対応地域が記載されているほか、見積もり依頼が可能なところもあります。
まずはインターネットを利用して、回収を希望する不用品に対応している業者を探してください。
希望に合った業者を見つけたら、必ず見積もりの作成を依頼します。
見積もりの内容と金額に納得がいったら契約してください。
後は業者が不用品を回収してくれるのを待ちましょう。
なお、以下のような不用品回収業者は注意が必要です。
- 理由を付けて見積もりの作成を断る
- 「無料で回収」を強調する
- 執拗に貴金属の有無を尋ねてくる
見積もりの作成をせずに依頼をすると、回収の段階で高額な回収費用を請求されるケースがあります。
国民生活センターにも不用品回収業者に高額な費用を請求された相談が相次いでいるため、必ず見積もりは作成してもらいましょう。
また、不用品回収業者は廃品回収とは異なり、基本的に回収は有料です。
パソコンやスマホ・携帯用ゲーム機などリサイクル可能な品物のみ無料回収している業者もありますが、「無料で家具や家電を回収します」と宣伝している業者は質が良くない可能性があります。
このほか、近年は貴金属の高騰によって不当に安い値段で貴金属を無理矢理買い取る「押し買い」の被害が増えています。
押し買いをする業者は不用品回収業者を装っているケースも多いので、問い合わせの段階から「貴金属はありませんか?」と執拗に聞いてくる業者は注意が必要です。
見積もり作成依頼の際に「不用品を回収するためには貴金属の買取が条件」などといってくる業者も利用しないほうがいいでしょう。
不用品回収業者は対応が丁寧で、実績が豊富な業者に依頼してください。
口コミなども参考になります。
引っ越しの際に効率的に不用品を処分する方法
引っ越しの際に不用品回収業者を利用すれば、短期間で一気に不用品を回収してもらえます。
しかし、業者に依頼すると費用がかかります。
回収を依頼する不用品の量によっては、引っ越し料金よりも高額になる可能性もあるでしょう。
引っ越しの際にできるだけ費用を抑えて不用品を処分するには、以下のような方法があります。
- 自治体にゴミとして回収してもらえるものは回収してもらう
- 自分で自治体のゴミ処理センターへ持ち込む
- 家電リサイクル法の対象家電は家電量販店に回収してもらう
- 地域の掲示板等を利用して不用品の引き取り手を探す
自治体では、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン・デスクトップパソコン・ノートパソコン以外の家電は原則回収してくれます。
冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンは家電リサイクル法対象家電なので、家電量販店に申し込んで回収してもらうか自分で自治体が定めた回収場所に持って行きましょう。
回収にはリサイクル料金がかかるので、回収してもらう際に支払いましょう。
パソコンはリサイクルシールが貼ってある製品ならば、メーカーが無料で回収してくれます。
そのほかの家電は、何ゴミに相当するか確認のうえ自治体のゴミ出しルールに従って回収に出してください。
引っ越しが決まったら早めにゴミの回収日や回収方法をチェックしておきましょう。
粗大ゴミの回収に費用がかかる自治体もありますが、1点数百円前後が相場です。
なお、自治体によってはゴミ処理センターに有料で持ち込みができるところもあります。
福岡市でも事前に申し込みをしていれば、10kg140円でゴミを持ち込めます。
運搬手段は必要ですが、不用品回収業者に依頼するより安価で処分できます。
このほか、地域の掲示板で不用品を引き取ってくれる方を探すと、不用品をリサイクルできます。
家具や家電などまだ使えるけれど売却は難しいものがある場合、引き取り手を探してみるのもいいでしょう。
まとめ:引っ越しの際は廃品回収業者ではなく不用品回収業者を利用しよう
廃品回収業者と不用品回収業者は混同されがちですが、回収している物品や回収料金が異なります。
引っ越しの際に不用品がたくさん出るので一気に処分したい場合は、不用品回収業者を利用しましょう。
不用品回収業者は、無料で利用はできませんので注意が必要です。
利用する際は見積もりを作成してもらい、費用に納得したら依頼してください。