不用品の回収はゼロ円で可能?依頼できる品目や注意点も解説
不用品Contents
ゼロ円で回収してもらえる不用品とは?
引越しの際に出やすい不用品の中で、ゼロ円で回収してもらえる不用品は以下の3つです。
- 自治体がゴミとして回収している不用品
- 民間業者が無料で回収している不用品
- PCリサイクルマークがついたパソコン(デスクトップ・ノート)
特に、自治体がゴミとして回収している不用品は量に制限なく、できるだけ不用品を処分する費用を抑えたい方は積極的に利用しましょう。
PCの場合は、パソコンのメーカーに回収を依頼すればゆうパックの着払い伝票を送ってくれます。
メーカー純正品のパソコン、キーボード、マウスなどは無料で回収してくれるので時間に余裕を持って依頼しましょう。
民間業者の中にも、特定の品物をゼロ円で回収しています。
自治体がゼロ円で回収している不用品は?
自治体がゼロ円で回収している不用品は、以下のようなものが一般的です。
- 小型家電
- 小型家具
- 不燃物(調理器具・食器など)
- 服類(古布)
- 新聞・雑誌・古書
- ペットボトル
- 空き缶
自治体によってゴミ出しのルールは異なりますが、上記したものは概ね無料で回収してくれるでしょう。
小型家電・家具のサイズは確認しておきましょう。
一方、有料になりやすい不用品は粗大ゴミです。
例えば、福岡市の場合は300円~の回収料がかかります。
福岡市では指定されたゴミ袋に入らないもの以外はすべて粗大ゴミ扱いですが、サイズが決まっている自治体もあるので、確認してください。
なお、大きな家具・家電は分解してゴミ袋に入るサイズになれば、不燃ゴミ扱いの自治体もあります。
また、どの自治体でも以下の不用品は回収できません。
- 家電リサイクル法の対象となっている家電:冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビ
- パソコン
- タイヤ
- 危険物(ガソリンや化学薬品など)
これらの不用品のうちリサイクルマークが貼られているパソコン以外は、定められた方法による有料回収です。
原則としてゼロ円で回収してくれるところは、民間業者でもありません。
民間業者がゼロ円で回収している不用品は?
民間業者の中には、以下のような不用品をゼロ円で回収しているところがあります。
- パソコン
- ガラケー
- ゲーム機(Nintendo Switch・PlayStationなど)
- タブレット
- 家電
上記の品は、リユースできる可能性が高いものです。
また、パソコンやガラケー・ゲーム機の中にはレアメタルが使用されており、回収すれば一定の額になります。
そのため、壊れたパソコンやゲーム機でも回収している業者がいます。
パソコンやガラケーなどは自治体で回収しているところが少ないので、利用すれば便利です。
回収方法は持ち込みや郵送があります。
業者によっては不用品の無料回収と有料での処分の両方に対応しているところもあり、指定エリア内なら回収に来てくれる場合もあります。
特に、パソコンは無料回収しているところが多いです。
不用品を買取してもらう方法もあり
中古でも一定の需要がある製品は、買取してもらえます。
買取してもらいやすい不用品は以下のようなものです。
- 購入して5年以内の家電・パソコン類
- キャンプ用品などのアウトドア用品
- 子ども用のおもちゃ
- ブランド家具
- ブランド食器
- ホビー類
- 古書類
特に、ホビー類は古いものでも希少性が高いものは高値がつく可能性もあります。
反対に、元値が高いブランドの服は流行もあり、買取額が大幅に下がる場合も珍しくありません。
ただし、ブランド服でも子ども服は需要が高く流行に左右されにくいので、状態が良ければ買取してもらえる可能性は高いでしょう。
使用感が少なく、きれいな不用品はゼロ円の回収先を探す前に、買取先を探してみてください。
まだ使える品物をリユースできれば、資源の有効活用にもなります。
特に、近年人気が高まっているキャンプ用品は、人気ブランドであれば中古でも一定の値段で買取してくれる可能性があります。
また、買取と回収、両方を行なっている業者ならば「買取不可能ならば回収をしてほしい」といった依頼もできます。
不用品をゼロ円で回収してもらう際の注意点
自治体のゴミ出しルールの複雑化によって、不用品を回収する業者と依頼者との間にトラブルになる事例も増えています。
トラブルの実例には、以下のようなものがあります。
- 不用品を格安で回収してもらえるので依頼したら人件費などの名目で多額の費用を請求された
- 不用品を積み込んだ後に高額請求をされ、断ると不用品を自分で再度下ろすように要求されてしぶしぶ支払った
- 回収を依頼した不用品が不法投棄されていた
現在は、不用品を処分するのに一定の費用がかかります。
パソコンなどレアメタルが含まれていたりリユースできたりする一部の品以外、ゼロ円で回収できる不用品はほとんどありません。
「無料」「格安」「何でも回収」といった文句で宣伝をしておきながら、具体的な金額を告げず見積もりも作らず、いきなり作業を始める業者は怪しいと考えましょう。
また、連絡先が携帯電話のみで、事務所の所在地もはっきりしない業者にも依頼してはいけません。
携帯電話は解約が容易で、事務所の所在もはっきりしなければ音信不通になるのは容易です。
回収を依頼した不用品が不法投棄されたような場合、業者が音信不通になってしまうと持ち主に責任が問われる恐れもあります。
不用品回収業者を選ぶ際は、実績があるところ、事務所を構えているところを選びましょう。
不用品をできるだけ安く回収してもらうコツ
ゼロ円とまではいかなくても、引越しの際にできるだけ不用品を安く回収してもらいたい方は多いでしょう。
不用品を可能な限り安く回収してもらうコツは以下のようなものです。
- 引越し準備を早めにはじめて不用品をピックアップする
- 自治体のゴミ出しルールを確認してゴミとして不用品を出せる日をチェック
- 不用品を売却したい場合は、お店や回収業者を探す
- 不用品回収業者は複数の業者を比較して相見積もりを作ってもらう
自治体のゴミ収集日はゴミの種類によって変わります。
1ヶ月に1~2回しか回収日がないものもあるので、少なくとも1ヶ月前には確認しておいてください。
そうすれば、一部の家電を除いて大抵の不用品をゴミとして回収してもらえます。
また、不用品回収業者を依頼する場合は、可能な限り複数の業者をピックアップして比較してみましょう。
見積もりを作ってもらうのを忘れずにしてください。
引越し前に時間がないと、不用品を回収してもらう方法にも限りが出てきます。
急な引越しでもない限り、1ヶ月前には処分する物を決めておきましょう。
売却したい場合も、1ヶ月前に不用品をまとめておけばショップ選びをする余裕ができます。
まとめ:回収してほしい不用品は早めにまとめておく
引っ越しが決まったらやることが沢山出てきます。
仕事や学業と並行して引っ越し準備をする場合、なにかと慌ただしいでしょう。
それでも、処分する不用品は早めにまとめておくことが重要です。
自治体は1ヶ月に1度はどのようなゴミも捨てられるような回収日程を組んでいます。
ゼロ円で不用品の回収をして欲しいなら、自治体への依頼が一番です。
また、忙しくて回収業者を利用する場合は、実績が豊富な業者を選びましょう。
安さを求めるあまり、実績もないような会社に依頼するとトラブルに巻きこまれる恐れもあります。
売却したい場合も、早めに動いたほうがじっくり買取先を選ぶ余裕ができます。
旧に決まった引っ越しでない限り、早め早めに準備を進めておきましょう。
そうすれば、売却や回収も依頼でき、ゼロ円に近い価格で引っ越しの際に出る不用品を処分できます。