引越しの際にいらないものはどうする?物別に処分方法を解説
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引っ越しの際にいらないものは必ず出る
引越しをする際、いらないものが出てきます。
もう使わない家具や家電、おもちゃ、服や雑貨など、家庭によって差がありますが、いらないものが全く出ない引っ越しはほぼありません。
「いらないものは、ゴミとして捨てていけばいいだろう」と思うかもしれません。
しかし、ゴミ捨てのルールが厳しくなった現在、どの自治体でもゴミとして処分できないものもあります。
いらないものをゴミとして捨てられなかった場合、引っ越し先にまで持っていかなければなりません。
余計な費用がかかるのはもちろんのこと、引っ越し先でいらないものの処分方法を確かめて捨てるという手間も発生します。
したがって、引っ越しの際ははやめにいらないものを分別し、処分する算段をしておくことが大切です。
今回の記事では上記のような不用品についての紹介をいたします。
引っ越しの際にいらないものになりやすく自治体で処分できないもの
引っ越しの際にいらないものになりやすく、自治体でゴミとして処分できないものには以下のようなものが挙げられます。
- 冷蔵庫(冷凍庫・ワインクーラー)・洗濯機(乾燥機)・エアコン・テレビ(家電リサイクル法対象家電)
- パソコン(パソコンリサイクル法対象)
- 車やバイクのタイヤ
- その他自治体で回収できないと定めているもの
長年使っていた生活家電を引っ越しの際に処分するケースはよくあります。
しかし、家電リサイクルの対象になっている上記の家電は、家電量販店をはじめとする家電を回収している業者にリサイクル料と運搬費用を支払って回収してもらうか、自分で自治体が定めた回収場所まで持っていかなければなりません。
住んでいる地域によっては家電回収のサービスをしているところが少なかったり、引き取りまでに時間がかかったりする可能性もあるので、早めに確認してください。
パソコンは、リサイクルマークが貼ってあるものはメーカーで回収してもらえます。
2003年以降に市販されたパソコンには全てリサイクルマークが貼られているため、現在、現役で活躍しているパソコンはほとんど該当するでしょう。
メーカーに回収を依頼すれば、ゆうパックの着払い伝票が送られて来るのでダンボールなどで梱包したうえで発送しましょう。
伝票が到着するまでに時間がかかるので、余裕を持っての申し込みが必要です。
このほか、車やバイクのタイヤも自治体では回収してくれないので、自分でガソリンスタンドやディーラーに持ち込んで処分を依頼しなければなりません。
なお、自治体によっては独自に回収していないものもあるので、いらないものが出てきたらその都度自治体で回収しているかどうか確認しましょう。
自治体で回収できないものは、回収してくれる場所と申し込み方法を調べましょう。
引っ越しの際に出たいらないものをまとめて処分する方法
引っ越しの際に出たいらないものをまとめて処分するには、以下、2つの方法があります。
- 自治体のルールに沿ってゴミを分別して回収してもらう
- 不用品回収業者に依頼していらないものを回収してもらう
自治体にいらないものを回収してもらうメリットは以下の2点です。
- 回収費用が安い
- 回収回数が多い
自治体に回収を依頼すれば、粗大ゴミでも1点数百円~1,000円程度で回収してもらえます。
また、回収回数が多いので、1ヶ月あれば自治体で回収してもらえるものはおおよそ処分できるでしょう。
運搬方法がある場合は、自分で自治体のゴミ収集上に持ち込む方法もあります。
持ち込みは有料ですが電話で申し込むことができ、自治体の施設なので安心です。
なお、自治体の粗大ゴミ回収は屋内から屋外への運び出しはしてもらえないケースが多いので、大型の家具などは捨てるのが大変といったデメリットもあります。
不用品回収業者に依頼するメリットは以下の3点です。
- 自治体が回収できないものも回収してもらえる
- 家まで回収しに来てくれるので処分が簡単
- いらないものが売れる場合もある
不用品回収業者は、家電リサイクル法対象家電やパソコンも回収してくれます。
また、まだ使える家具・家電・パソコンなどは買取してくれる業者もいます。
理由があってまだ使える家具や家電がいらなくなった、すぐに引っ越しをしなければならず、法律に沿っていらないものを処分している時間がない場合などは、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
回収業者の手が空いていれば、申し込み当日に回収に来てくれる場合もあります。
引っ越しの際に出たいらないものは売却可能?
引っ越しの際に出たいらないものの中で、以下のようなものは売却できる可能性があります。
- 販売されてから5年までの家電
- ブランド家具
- ソフトが発売されているゲーム機
- ホビー類(カードゲームなど)
- 知育玩具(教材)
発売されてから5年までの家電は、中古でも一定の需要があります。
特に、元値が高く多機能の家電は売却できる可能性が高いでしょう。
パソコンも同様です。
なお、パソコンの場合は高機能ならばグラフィックボード・メモリ・マザーボード・液晶モニターなど、部品でも売却できる可能性があります。
おもちゃ類も、以外と高値で売却できるケースがあります。
Nintendo Switch・PlayStation4・PlayStation5は動作に問題がなければほぼ確実に値段がつくでしょう。
また、カードゲーム類も種類によっては高値が付く可能性があります。
このほか、子ども用の知育玩具、幼児用の教材などは値段がつきやすいでしょう。
このようなものが不要になったら、査定に出してみてください。
反対に、洋服はブランド物でも流行があります。
スタンダードなデザインでない限り2~3年前のものでも買取不可のケースもあります。
引っ越しの際に出たいらないものの売却方法
引っ越しの際に出たいらないものの売却方法は、以下の通りです。
- リサイクルショップに売却する
- 不用品回収業者に売却する
- インターネットなどを利用して自分で買取先を探す
リサイクルショップは、さまざまなアイテムを買取・売却するところと、家電・ホビー類・本・骨董など特定のものの買取に特化しているところがあります。
リサイクルショップは、買取実績が豊富なところを選びましょう。
買取実績が豊富ならば、需要もあるということです。
不用品回収業者も、買取できる品目が業者によって異なります。
売却希望のいらないものの買取実績があるところを選びましょう。
不用品回収業者に依頼すれば、値段がつかなくても不用品を回収してもらえるメリットがあります。
インターネットのオークションやフリマサイトなどを利用すると、リサイクルショップなどでは売却できないものにも買い手がつく可能性があります。
しかし、買い手が必ずつくとは限りません。
買い手がつくまで時間がかかる場合もあるでしょう。
時間がある人向けの方法です。
また、タンスなどの大型家具は配送が大変なので、引き取りに来てくれる人限定でオークションやフリマサイトに出品するのがおすすめです。
引っ越しの際に出たいらないものを処分する際の注意点
引っ越しの際に出たいらないものを処分する際には、以下のような注意点があります。
- 不用品の無料回収を宣伝する業者に気をつける
- 押し買いに注意する
- 寄付をする場合は事前に確認を取る
現在はいらないものを処分する場合は基本的に費用がかかります。
パソコンなど一部を無料回収する業者もありますが,その場合は無料回収できる条件がしっかりと定められています。
何でも無料で回収しますという業者は、人件費など別な名目で費用を請求される恐れもあるので、注意してください。
また、近年は「不用品を高値買取します」とセールスに来て、そのまま不等に安い値段で貴金属を買取する事例が増えています。
2022年~2023年にかけて、金やプラチナといった貴金属は高値を更新し続けているため、売却するならば店舗を構えている業者に依頼しましょう。
このほか、どんなものであれ、寄付をしたい場合は事前に寄付を受け付けているか確認してください。
一方的に送りつけてはいけません。
まとめ
引っ越す際にいらないものが出た場合は、ゴミとして処分するか買取してもらいましょう。
自治体に処分を依頼する場合は、ゴミの回収日や粗大ゴミの回収方法を確認のうえ、計画的にゴミに出していきます。
売却希望の場合は、リサイクルショップや不用品回収会社を積極的に利用しましょう。