引越し単身パックでソファーを運べる？方法や注意点を解説

単身引越しパックのサービス内容とは？

単身引越しパックサービスとは、高さ130～175cm、幅104～108cm、奥行き74～105cm程度のコンテナボックスに入るだけの荷物を搭載して引越し先に運んでくれるプランです。
その名の通り単身、もしくは荷物が少ない2人暮らし向けのサービスです。
一般的な引越しプランに比べて安価なこと、繁忙期と通常期で料金が変わりにくいこと、予約が取りやすいことなどがメリットです。
その一方で、利用できるコンテナボックスの数に限りがある、コンテナに乗り切らない荷物を運送してもらうには別料金が必要などデメリットもあります。
コンテナには、ダンボール15個と単身者用冷蔵庫、電子レンジ、薄型テレビ1台程度が搭載できます。
ダンボールだけならば30個前後が目安です。

単身引越しパックではソファーを運べる？

単身引越しパックサービスで運んでもらえるのは、高さ130～175cm、幅104～108cm、奥行き74～105cm程度のコンテナに入る荷物だけです。
したがって、コンテナに入るサイズのソファーであれば、運んでもらえます。
ソファーのサイズは、1人用が幅約1m前後、2人用が幅約1.9m前後ですので1人用ならばコンテナに収まる可能性があります。
また、ソファーを養生したうえで立てて運ぶならば、2人用でも入るかもしれません。
しかし、ソファーを入れるとそれだけでコンテナ便が一杯になってしまう可能性もあります。
単身引越しパックは、基本的に大型家具の運搬を想定していないため通常の引越しプランを選ぶより割高になる可能性もあるでしょう。

単身引越しパックを利用してソファーをお得に運ぶ方法は？

単身引越しパックを利用してソファーをお得に運ぶには、2つの方法があります。
1つめは、コンテナを2つ利用して1つをソファー専用にし、もう1つにほかの荷物を入れる方法です。
単身引越しパックはコンテナを複数利用できるところもあるので、「コンテナ1つでは荷物が入りきらないが、通常の引越しプランを利用するには荷物が少ない」といった場合はコンテナを2つ利用してみましょう。
もう1つの方法は、ソファーのみを別便で送る方法です。
家具1つならば、宅配業者でも運んでもらえます。
ソファーだけがどうしてもコンテナに積めない場合は、単身引越しパックを利用しつつ家具を別便で運んでもらいましょう。
宅配業者によっては、コンテナを2つ利用するより安価でソファーをお得に運べる場合もあります。

単身引越しパック以外で引越し費用を抑える方法

引越し荷物が少ないけれど、単身引越しパックは使うには量が多い場合は以下のような方法があります。

• 荷物が少ない単身者用のプランが用意されている引越し会社を利用する
• 混載便を利用する
• 不用品を処分して単身引越しパックに収まるように荷物の量を調整する

引越し会社によって提供してくれるサービスプランは異なります。
単身引越しパックよりも多くの荷物を運べ、かつファミリー向けの引越しプランよりも安いものを用意している引越し会社もあるので、探してみましょう。
特に、「荷物の量自体はそれほどでもないが、大型の家具や家電がある」といった方に便利です。

混載便とは、同じ地域へ引越しする方の荷物を1台のトラックにまとめて搭載して運ぶプランです。
県外など遠方へ引越しする場合にしか利用できず荷物が到着するまで日数もかかりますが、時間に余裕があって費用を抑えたい方には適しています。
特に、100km以上離れた場所に引っ越す場合は単身者も高額になりがちです。
日程が合う混載便があったら利用を検討してみましょう。

あと少し荷物を減らせたら単身引越しパックが使える場合は荷物を減らしてみましょう。
例えば、いらない服やそろそろ買い換えを考えている家電などがあったらお金をかけて新居に持っていくより引越し前に処分したほうがお得です。
また、「まだ新しい家具や家電だが新居では使う可能性が低い」といった場合は売却も検討してみましょう。
ソファーをはじめとする家具は、ブランド家具だったり新しかったりすれば売却できる可能性が高いです。

日程をずらすだけで引越し費用が安くなる場合もある

引越し料金は日程によっても変わってきます。
引越し料金が安くなりやすい順番は以下のとおりです。

1. 通常期の平日
2. 通常期の土日祝日
3. 繁忙期の平日
4. 繁忙期の土日祝日

土日祝日は引越しを希望する方が多いので、どうしても料金は高くなります。
もし、平日に引越しができる場合は平日を選んだほうが費用を抑えられるでしょう。
また、引越し作業は午前に行う場合と「午後便」といって午後に出発する便があります。
午後便のほうが到着が遅くなる分費用が安くなるケースもあります。
単身で近場の引越しならば、午後に引越しでも問題ない場合もあるでしょう。
100km以上遠方に引越しする場合も、引越し先への移動などを考えると荷解き作業が翌日以降になる場合もあるので、午後便を選んだほうが引越し料金を抑えられる場合もあります。

ソファーを自分で引越し先まで持ち運べる？

ソファーを引越し先まで自分で運搬したい場合、トラックが必要です。
1人用の小型ソファーであっても乗用車で運ぶことはできません。
トラックをレンタルして運びましょう。
トラックは3.5トンまでならば普通自動車運転免許で運転が可能ですが、慣れないサイズの自動車を運転するのは大変です。
また、遠方に引っ越す場合は長距離運転しなければなりません。
トラックの運転に慣れている方や、10km以内の近場の引越し以外は引越し業者や運送業者に任せたほうが安心です。

ソファーを処分する方法は？

引越しに伴い、ソファーを処分したい場合は以下のような方法があります。

• 自治体に粗大ゴミとして処分を依頼する
• 不用品回収業者に処分を依頼する
• 引越し会社に処分を依頼する

もっとも費用がかからないのは自治体に粗大ゴミとして処分を依頼する方法です。
近年は、自治体に粗大ゴミの処分を依頼する場合でも、有料のところが多くなりました。
それでも、1点数百円～1,000円前後と業者に依頼するより安価です。
自分が住んでいる自治体のゴミ出しルールを確認し、必要な手順に沿って依頼しましょう。
なお、自治体によっては自分でゴミ処分場に持ち込むことも可能です。

不用品回収会社に依頼する場合、自治体に依頼するより費用がかかります。
しかし、日程が合えば申し込んだらその日に回収に来てくれるところもあり、急遽ソファーを処分したい場合などにおすすめです。
また、自宅からソファーを搬出してくれるので、大型ソファーを処分したい場合にも便利です。
このほか、不用品回収会社の中には、回収だけでなく買い取りサービスも行っているところもあります。

なお、引越し会社によっては不用品を有料で引き取りしてくれるところもあります。
引越し会社に依頼できれば、引越し作業の際にソファーを引き取ってくれて処分してもらえるので、別途処分を依頼する必要がありません。
できるだけ手間をかけずにソファーを処分したい場合に適しています。

まとめ：ソファーのサイズによっては単身引越しパックで運搬が可能

本記事では、単身引越しパックでソファーの運搬が可能かどうかを紹介しました。
1人用の小型ソファーならば単身引越しパックでも運んでもらえます。
しかし、その分ほかの荷物を積めなくなるので無理をして運んでもらうよりはほかのプランも検討してみましょう。
単身引越しパック以外にも単身者向け引越しプランは豊富です。