引っ越しの際にいらないものを譲る方法は?注意点と共に解説
引越し準備Contents
引っ越しの際にいらないものを譲るメリット
近年は、自治体にゴミを回収してもらうにも費用がかかるケースが珍しくなくなりました。
金額は自治体によって異なりますが、1つにつき数百円~1.ooo円程度が相場です。
また、テレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機の4品目は家電リサイクル法の対象家電となっています。
処分するには、定められたリサイクル料を支払ったうえで家電量販店などに引き取ってもらわなければなりません。
その際、別途運送料が必要です。
すべて合わせると1つあたり3,000~5,000円はかかるでしょう。
このほか、まだ使えるものを再利用するのは限られた資源を有効活用できます。
譲る側も引っ越し荷物を減らせば引っ越し費用を節約できるというメリットがあります。
したがって、引越しの際にいらないものを譲るメリットは以下のようなものです。
- 不用品を処分する費用が不要になる
- まだ使える家具や家電・雑貨・服などを有効活用ができる
- 不用なものを譲れば引っ越し費用を抑えられる
引っ越しの際に不用品がある程度でるが、処分するのはもったいない場合は譲渡を検討してみましょう。
引っ越しの際にいらないものを譲る方法
引っ越しの際にいらないものを譲る方法は、以下のようなものが挙げられます。
- リサイクルショップに売却する
- 友人や知人・親類に譲る
- フリーマーケットなどを利用してほしい人に譲る
- インターネットを通じてほしい人に譲る
- 寄付をする
いらないものの中には、中古品して需要が高いものと低いものがあります。
需要の高いものはリサイクルショップなどで売却可能です。
また、フリマサイトやネットオークションに出品すれば自分で書いても探せます。
最近は参加が簡単なフリーマーケットなども再び開催されるようになってきたので、時間に余裕がある方は参加してもいいでしょう。
このほか、インターネット版の「譲ります掲示板」などを利用して不用品を欲しい方にただで譲る方法もあります。
多少古いものであっても、「無料ならばほしい」という方もいます。
例えば、多少古びていてもまだ十分に使える家具や家電、洋服などば貰い手が出やすいかもしれません。
このように、いらないものを譲る方法はいろいろとあるので不用品によって譲り方を考えましょう。
売却できる不用品とは?
売却できるおもな不用品には、以下のようなものがあります。
- 家電:発売から5年程度で使用感がなくきれいなもの
- 家具:ブランド家具など元値が高く需要があるもの
- 衣服:新しいブランド品や流行のない品
- 雑貨類:元値が高く新しいもの
- その他:本・ホビー類・子どものおもちゃ・アウトドア用品
まだ使用感のなく新しいものはたいてい売却可能です。
家電や衣類は新しいものほど価値が高いので、未使用でも古いものは値段が付きにくいと考えましょう。
意外と中古でも需要があるのが、子ども用のフォーマルな衣類・子ども用の家具・ホビー類・アウトドア用品です。
子ども用のフォーマルな衣服は使用期間が短く、「できる限り安く済ませたい」と考える方が多いことから人気があります。
子ども用家具も同様です。
アウトドア用品も、「どうせ汚れるから最初は中古のお手頃価格のものがほしい」といった方が多いので、買取しているリサイクルショップが増えています。
なお、ホビー類とは大人を対象としたカードゲームやフィギュアなどを指し、子ども用のおもちゃとは異なります。
大人を対象としたホビー類は期間限定で発売された限定品も多く、ものによっては購入した値段よりも高値で売却できる場合もあるでしょう。
子どものおもちゃも、状態がきれいならば中古でも一定の需要があります。特に、絵本は元値が高めなのできれいなものは買取してくれるところも多いです。
元値が高くても売却が難しいものとは?
元値が高くても売却が難しいものは、以下のようなものです。
- 家電:汚れや臭いが取れないもの・発売後5年以上経過したもの
- ブランドもの:流行が過ぎたもの
汚れや臭いが取れないものは、どのようなものであっても売却が難しくなります。
ある程度の汚れるのが前提なアウトドア用品も、ススなどの汚れが付着したまま取れない場合は買取不可になるケースもあるでしょう。
このほか、ブランドものでも流行最先端の服はシーズンが過ぎると「流行おくれ」になってしまうので、買取が難しい場合もあります。
同じブランドものでもスタンダードな形のものは、流行に左右されにくいので売却しやすい傾向です。
ただし、家電でもAVアンプなど一部の製品は古いものでもプレミアがついている可能性があります。
オーディオ機器がいらなくなった場合は、専門の業者に鑑定を依頼するのがおすすめです。
自分でいらないものの譲り先を探す際の注意点
インターネットオークションやフリマサイト、インターネット掲示板などでいらないものの譲り先を探す際は、以下の点を注意しましょう。
- 時間に余裕をもって譲り先を探す
- 輸送手段や費用を調べておく
- 譲り先が見つかるとは限らない
ネットオークションやフリマサイト、インターネットの「譲ります掲示板」を利用する場合は、譲り先が見つかるまで時間がかかる場合があります。
引っ越し作業と並行して譲り先を探す場合は、引っ越す1カ月半くらい前には譲りたいものをピックアップして作業をするといいでしょう。
また、家電や家具など大型な品物をやり取りする場合、輸送手段を確保しておくことも大切です。
例えば、冷蔵庫や洗濯機、タンスなどを遠方の人に譲る場合は送料が高額になるケースも珍しくありません。
事前に送料を明確にしておかないと、トラブルに発展する可能性もあります。
大型家具や家電の譲り先は自分で引き取りにこれる方に限るなどの制限を設けてもいいでしょう。
このほか、譲り先が見つからなかったときに備えて処分方法も考えておきます。
捨てることも譲ることもできずに引っ越し荷物として引っ越し先に持っていくことになると、余計に費用がかかります。
特に、大型家具や家電など大きなものを譲りたい場合は譲り先が見つからなかった場合はすぐに処分できる方法も考えておきましょう。
いらないものを無料で回収してくれるシステムの利用も検討する
UNIQLOやG・U、H&Mなど一部のファストファッションの店舗では古着の回収を行っています。
UNIQLOやG・Uは、自社製品のみ各店舗で回収が可能です。H&Mは自社製品以外の古着も回収しています。
また、イオンも一部の店舗で期間限定ではありますが、定期的に古着の回収イベントを実施中です。
大型家具や家電をのぞけば、引っ越しの際に最も多く「いらないもの」になりやすいのは衣服です。
古着の回収しているところに持っていけば、リサイクルしてもらえます。
自治体でも、古着が資源ごみに指定されているならばリサイクルしてもらえるので資源の有効活用につながります。
このほか、自治体の中には小型家電を回収しているところもあるので、利用してみるといいでしょう。
なお、古着や家電を寄付したいと思われる方もいるかもしれません。
しかし、古着や家電を受け付けている団体は意外と少ないので注意してください。
まとめ:いらないものを譲る場合は計画的に行おう
引っ越しの際にいらないものを譲りたい場合は、一定の時間と手間がかかります。
引っ越しはやるべき作業が多いので、計画的に行いましょう。
可能ならば、引っ越し1カ月半前にはリサイクルショップに品物を査定してもらったり、オークションサイトなどに出品したりしてください。
また、必ずしも譲り先が見つかるとは限りません。
処分方法も調べておき、譲り先が決まらない場合はすぐに処分に切り替えられるようにしておきましょう。