引越しの際に利用できる不用品の買取処分とは?方法やメリット・注意点を紹介
不用品Contents
不用品の買取処分とは?
不用品の買取処分とは、文字どおり不用品を業者に買取してもらう方法です。
引越しする際は、不用品がたくさん出るものです。
家の広さや立地の環境によっては、まだ十分使えるものが不要になる場合もあるでしょう。
その際、業者に買取してもらえれば引越し費用の足しにもできてまだ使えるものが役立ち、エコでもあります。
近年はリサイクルショップ種類も増え、買取してくれるアイテムの種類も増えています。
「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」と思うものが不要になった場合は、ぜひ買取処分を検討してみましょう。
不用品を買取処分してくれる業者
不用品を買取処分してくれる業者は以下の2つがあります。
- リサイクルショップ
- 不用品回収業者
リサイクルショップとは、買取した不用品をショップで販売している業者です。
服や雑貨などいろいろな不用品を買取してくれるところもあれば、古書店・ホビーショップなど特定の品物に特化したリサイクルショップもあります。
不用品回収業者とは、個人や法人の不用品を有料で回収している業者です。
業者によっては、買取も行っているので「買取してほしいが、無理だったら回収してほしい」といった場合にもおすすめです。
不用品を買取処分してもらう方法
不用品を買取処分してもらう手順は以下のとおりです。
- 不用品を買取してもらうショップや業者を探す
- 査定を依頼する
- 査定額に納得したら買取処分をしてもらう
最低には、自分でショップや業者に買取してほしい品物を持ち込む「持込み査定」と業者に家まで来て査定を行ってもらう「出張査定」、宅配便で買取希望のものを業者に送って査定してもらう「宅配査定」の3種類があります。
持込み査定が最もスタンダードな方法ですが、大型家電や家具、大量に買取希望の商品がある場合は出張査定を依頼するのがおすすめです。
宅配査定は、買取してくれる業者が限られていたり小型な品物を査定したもらったりする際に便利ですが、信用できる業者以外は利用しないほうがいいでしょう。
査定をするからといって、そのまま音信不通になるケースもあります。
買取処分が可能な品物とは?
不用品すべてに値段がつくとは限りません。
買取処分できる可能性が高いしなものは、以下のようなものがあります。
- 販売開始から5年以内の家電
- 購入後5年以内のパソコン
- OSがアップデート可能なスマホやタブレット
- ブランド食器
- ブランド家具
- アウトドア用品
- 工具
- 釣り道具
- ホビー類
- ゲーム機本体
- 古書
家電やパソコン、スマホ・タブレットの類いは基本的に新しいものほど高値が付きやすい傾向です。
いくら使用頻度が少なくても、発売後5年以上経った家電は値段がつかないかついても安価な可能性があります。
ただし、アンプなどのAV機器やゲーム機本体はすでに製造が中止になっているものもあるため、古くても動作に問題がなければ値段がつく場合があります。
一例を挙げると、ゲーム機ならばニンテンドーDS、PlayStation3 PSPなどが挙げられます。
アウトドア用品や釣り道具、意外なところで電動工具なども中古市場が活発です。
特にロードバイクは部品だけでも値段がつく場合もあるでしょう。
電動工具は、チェーンソーをはじめとしてDIYで使える工具の人気が高めです。
このほか、高値が付きやすい製品にホビー類があります。
特に、カードゲームに使うカードは、発売年やバージョン、レア度によって1枚数万円の値段がつく場合もあるでしょう。
ホビー類は、ぜひ専門店で査定を受けるのがおすすめです。
値段がつきにくい不用品とは?
値段がつきにくい不用品の代表格は衣類です。
衣類は流行があるうえ、ファストファッションの場合は1枚数千円と安価なので古着での需要がほぼありません。
ハイブランドの衣類は値段がつく可能性が高いですが、流行に合わせた製品は値段がつきにくいものもあるでしょう。
また、着物も現在は供給過多の状態です。
振り袖や留め袖など高価だったものでも、10分の1以下の費用しかつかないケースも珍しくありません。
このほか、食器類も衛生面からブランド品や工芸品出ない限り値段がつきにくいでしょう。
調理器具も同様です。
ブランド品の未使用などの条件をクリアしないと値段がつかない場合もあるでしょう。
洋服の場合、UNIQLOなど一部の店舗が自社の商品を回収しています。
回収した衣類は再利用されるので、まだ十分使える衣類が不要になった場合は回収してもらうといいでしょう。
洋服の中でも中古でも一定の需要があるのは子ども服です。
子ども服は使える期間が短いので、中古で十分と考える方が多いためです。
特に、ブランドものの子ども服で状態が良いものは値段がつきやすいでしょう。
また、ノーブランドでも未使用の子ども服はまとめてならば買取してもらえる可能性があります。
同様に、子ども用の靴も未使用のものならば一定の需要があります。
不用品を買取処分してもらう業者の選び方
不用品を買取処分してもらう業者は、以下の基準で選びましょう。
- 買取してほしい不用品の買取実績が豊富な業者
- 希望する査定方法を行っている業者
例えば、家電を複数売却したい場合は家電専門のリサイクルショップや家電を買取している実績が豊富な業者を選びましょう。
古本の場合は古本屋がおすすめです。
近年はホームページ上で買取する品物を公開しているところも増えました。
また、業者の中には「進んで買取する品物」や「売って欲しい品物」を宣伝しているところもあります。
特に、新年度が始まる2月~3月くらいは、中古の家具家電の需要が増える傾向です。
このほか、買取してもらえなかったら有料でも回収してほしい場合は不用品回収業者を利用しましょう。
査定額が高くなるポイント
できるだけ査定額が高くしてもらうためには、新品に近い状態にすることが重要です。
例えば、外箱・説明書・付属品などは可能な限り揃えておきましょう。
大型家電の場合は、落とせる汚れを全て落としておくのがおすすめです。
ブランド品の場合は、ギャランティカードも重要です。
新品に近い状態であるほど、中古品でも高値で売却できるので買取価格も高値になります。
なお、貴金属は金属の重さや宝石の大きさで値段が決まる傾向です。
そのため、石がはずれたりチェーンが切れたりしたアクセサリーでも問題ありません。
特に、金やプラチナは近年は値段が高騰しています。
貴金属は壊れても問題なく専門店に査定してもらいましょう。
買取処分を依頼する場合の注意点
買取処分には一定の時間がかかります。
時間に余裕を持って査定をしてもらいましょう。
また、近年は「押し買い」といって不用品を買取すると持ちかけて家に上がり貴金属や価値のある家電を不等に安い金額で無理矢理買い取りする被害も増えています。
したがって、いきなり飛び込みで「不用品を買取ります」と持ちかけてくる業者には注意してください。
まとめ:買取処分を利用すれば引越し費用の足しになるかも
買取処分できる品物が多ければ、それだけ臨時収入が得られます。
また、不用品の回収業者に依頼すれば、回収代金から買取金額を引いてくれるので、不用品をお得に処分できる可能性があります。
まだ新しい家具や家電が不要になった場合や、インターネットで調べたら中古でも一定の需要があるものが不要になった場合は、いちど買取処分を検討してください。
うまくいけば引越し費用の足しになるかもしれません。