引越しの際に不要になった家電・不用品は買取可能?買取方法と注意点を解説
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不要になった家電で買取可能な製品とは?
近年は、家電の中古市場も活発です。
まだ十分に使える家電や新しい家電が引っ越しの際に不要になった場合は、買取してもらうのがおすすめです。
家電を買取してもらえれば、引っ越し費用を抑えられるだけでなくエコでもあります。
ただし、どのような家電でも買取可能なわけではありません。
中古でも需要がある家電は、以下のようなものです。
- 製造から5年以内の家電
- 元値が高い多機能な家電
- インターネットなどで話題となった知名度が高い家電
家電の寿命は短く、ほとんどの家電が10年以内と想定されています。
また、洗濯機や冷蔵庫といった生活家電の補修用部品保管の期限も同様に10年以内のものが大半です。
したがって、製造から5年以上たった家電は買取が難しいと考えましょう。
なお、製造から5年未満の家電でも必ずしも買取してもらえるとは限りません。
安価な家電や寿命が短い家電は買取期限が3年程度のものもあります。
引っ越しの際に不要になった家電を買取してくれる業者は?
引っ越しの際に不要になった家電を買取してくれる業者は、以下の2か所です。
- リサイクルショップ
- 不用品回収・買取業者
リサイクルショップには、さまざまな物品を買取してくれるショップと家電専門のショップがあります。
どちらも家電を買取してくれますが、家電専門のリサイクルショップのほうが買取してくれる家電の種類が豊富です。
不用品回収・買取業者とは、不用品の回収と買取の両方を行っている業者です。
不用品をまとめて回収してくれるので、「買取ができないならば回収してほしい」といった場合に利用すると便利です。
不用品回収・買取業者の場合、買取した家電の価格を不用品の回収費用から引いてくれるので、「引っ越しに合せて不用品をすぐにまとめて処分したい」といった場合も適しています。
また、不用品回収・買取業者は家電以外にも家具やホビー類なども引き取ってもらえるところもあるので、いろいろな不用品を買取して欲しい場合はおすすめです。
リサイクルショップと不用品回収・買取業者のどちらにするかは、買取希望の家電の種類や量だけでなく、距離も考えましょう。業者の事務所や店舗が遠すぎると、家電の持ち込みや査定に手間がかかります。
引越しの際に不要になった家電を買取してもらう方法
引越しの際に不要になった家電を買取してもらう方法は、持込買取と出張買取の2種類があります。
持込買取は、自分で店舗や業者に買取希望の家電を持ち込んで査定を受ける方法です。
小型家電を売却する場合におすすめです。
出張買取は、業者に家まで査定に来てもらってそのまま買取手続きをします。
テレビや冷蔵庫・洗濯機などの大型家電の買取や家電をまとめて買取して欲しい場合におすすめです。
不用品回収・買取業者は大抵出張買取に対応しています。
リサイクルショップの場合は店舗によって出張買取に対応しているところと対応していないところがあります。
ショップのホームページを確認し、対応しているところを探しましょう。
なお、不用品回収・買取業者もリサイクルショップも対応地域が決められています。
対応地域内ならば、出張費や査定費が無料なところもあります。
地域外でも「ご相談ください」とあるところは、有料で対応してくれるところもあるので問い合わせてみましょう。
不要になった家電を高く買取してもらうポイント
不要になった家電を高く買取してもらうポイントは、以下の4点です。
- 買取希望の家電を買取実績が豊富な業者に査定してもらう
- できるだけ新品に近い状態で査定してもらう
- できるだけ新しい家電を査定に出す
- まとめて買取にだす
リサイクルショップや不用品回収・買取業者の中には特定の家電の買取に力を入れているところもあります。
ホームページなどに「買取強化中」と宣伝してある家電を査定してもらうと、希望の値段で買取してもらう可能性が高まります。
業者によってはまとめて買取したほうが値段がつきやすい場合もあるでしょう。
また、家電を査定してもらう際は可能な限り新品に近い状態にしておくと、査定額がアップしやすいです。
可能な限り汚れを拭き取り、外箱や説明書、小物類などの付属品も可能な限り揃えておきましょう。
このほか、家電は新しいほど価値が高いため、できるだけ新しいものを査定に出してください。
製造から5年までの家電は買取してもらいやすいですが、安価な家電は製造後3年を過ぎると故障する可能性が高くなるため、買取不可の場合もあります。
家電以外にも買取してもらいやすいものは?
家電以外にも中古でも以下のようなものに一定の需要があります。
- ホビー類
- ブランド食器類
- ブランド家具類
- ゲーム機
ホビー類の中でもカードゲームは、種類によっては高額で買取してくれるものもあるでしょう。
また、フィギュアや特撮とタイアップしたおもちゃなども高値がつくものがあります。
ゲーム機も、Nintendo SwitchやPlayStation4や5は中古でも人気があります。
食器類や家具類はブランド物だと買取してくれる可能性が高いでしょう。
同じブランドものでも、洋服類は流行があるので買取できる品が限られます。
このほか、着物類は高値がつきにくい状態が続いています。
ブランドだから高値がつく、というわけではありません。
買取不可能な家電の処分方法を解説
引っ越しをする際、不要になったが買取もしてもらえない家電の処分法は主に以下の4つがあります。
- 自治体にゴミとして引き取ってもらう
- 自分で処分場に持ち込む
- 家電リサイクル法に沿って処分する
- 不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう
家電は、大きさによって粗大ゴミや不燃ゴミに分類されます。
自治体によってゴミの分別方法や料金が違うので、事前に確認しておきましょう。
時間がなく、いますぐ家電を処分したい場合は自分でゴミ処分場に持ち込むか、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。
冷蔵庫や洗濯機など大型の家電を処分したい場合は、不用品回収業者に依頼すると家まで回収に来てくれるので便利です。
不用品回収だけでなく買取も行っている業者の場合、買取可能な不用品があれば回収費用から買取した金額を差し引いてくれます。
ちなみに、冷蔵庫・テレビ・洗濯機・エアコンの4種類は家電リサイクル法により、製造メーカーでリサイクルすることが定められている家電です。
自分で購入した家電量販店に持ち込んでリサイクル料を支払って回収してもらうか、家電リサイクル法対象家電を回収している業者に連絡して同じくリサイクル料を支払ったうえで、引き取ってもらいましょう。
どの自治体でも、家電リサイクル法対象家電をゴミとして回収していません。
また、パソコンはPCリサイクル法に基づき、メーカーに回収してもらいます。
PCリサイクルマークがついているパソコンは、メーカーに着払いで送れば回収してもらえます。
パソコンも全国どの自治体でもゴミとして処分は不可能なので気をつけましょう。
引っ越しの際に不要になった家電をスムーズに処分するコツ
引っ越しの際に不要になる家電は、早めに売却するか処分するか決めましょう。
2月後半~4月初めまでの引っ越しシーズンは、リサイクルショップや不用品回収・買取業者の査定も予約が早急に一杯になりがちです。
もう使用していない家電ならば、1月頃に査定に出して買取してもらいましょう。
まとめ
不要になった家電が売却できれば、引っ越し費用が抑えられるだけでなく、限られた資源を有効に使えます。
例えば、買い替えたばかりの家電があるが、結婚や単身赴任の終了などで早々に不要になったといった場合は、できるだけ早く査定をしてもらって売却しましょう。
冷蔵庫・洗濯機などの生活家電は、単身向けからファミリー向けまで幅広い需要があります。
また、ゲーム機やパソコンの中古市場も活発です。
不要になるものがあったら査定を依頼しましょう。