引越しの予約 は何日前までに必要?早めに予約するメリットも解説
引越し準備Contents
引越しの予約は1ヵ月前までを目安にする
引っ越し業者の予約は、1ヵ月前が目安と言われています。
引っ越し1ヵ月前は、賃貸物件を解約手続きの締め切りです。
つまり、賃貸物件に住んでいる場合は、1ヵ月前までに解約手続きをしなければなりません。
ガスや電気、インターネットなどの解約手続きも転居1ヵ月前がおおよその目安です。
そのため、引っ越し業者への予約もおおよそ1ヵ月前がおすすめです。
引っ越し1ヵ月前にもなれば、新居はもちろんのこと新生活のスケジュールもおおよそわかってきます。
引っ越し業者も1ヵ月前ならばスケジュールの調整もしやすく、イレギュラーな依頼も聞いてくれやすいでしょう。
初めて引っ越しをする場合は、引っ越し1ヵ月前に間に合うよう業者を探し、見積もりを依頼してください。
繁忙期に引っ越す場合は2ヵ月前から予約したほうがいい場合も
引越し業者には、繁忙期と通常期があります。
繁忙期は2月末~4月、9月、通常期は5月半ば~8月、10月~1月です。
特に、3月、4月の土日は引っ越し希望者が殺到するため、業者によってはこの時期だけは「2ヵ月前から予約可能」といったところもあります。
人気のある引っ越し会社や、遠方へ大人数で引っ越しする場合などは、1ヵ月前では希望する日時に予約が難しい場合もあるでしょう。
ですから、2月末~4月の土日に引っ越しを予定している場合は、単身者でも家族連れでも準備は早め早めに動いてください。
2ヵ月前では新居も決まっていないといった場合は、見積もりだけでも取ると予約が取りやすくなります。
単身者は直前予約でも大丈夫?
単身で引っ越しする場合、家族で引っ越しする場合より荷物が少ない傾向です。
また、単身引っ越しパックなど単身者以外は利用しにくい半ば専用プランもあります。
そのため、単身者が引っ越しする場合、引っ越しする1~2週間前に見積もりをしてもらって予約といったケースも珍しくありません。
通常期や繁忙期でも平日に引っ越す場合は、直前の見積もりや予約でも問題ない場合が大半です。
しかし、繁忙期の土日は直前の予約では間に合わないケースも多いです。
2月末~4月は、進学や就職などで単身者の引っ越しも一番多い時期となっています。
利用者の少ない単身パックといえども、早々に予約で埋まってしまうケースもあるでしょう。
特に、地方から東京、大阪など都市部に引っ越しする場合は、単身者といえども早めの予約がおすすめです。
早めに予約するメリットと直前に予約するデメリット
引っ越し業者を早めに予約すると、以下のようなメリットが挙げられます。
- 希望する日や時間に引っ越しができる
- イレギュラーな依頼も受けてもらえやすい
- プランの変更も受け付けてもらいやすい
- 早期割り引きといった特典もある
前述したように、早めに引っ越し業者を依頼すれば日程や時間の融通も効きやすく簡単になるでしょう。
特に、土日の午前中は人気の日程なので、早めの依頼しなければ繁忙期は早めに予約しないと取れない場合もあるでしょう。
また、イレギュラーな依頼も早めに依頼すれば受けてもらえやすいです。
例えば、家具や荷物の一時預かりプランなどは引っ越し会社の倉庫にも限りがあるので、早いものがちのところも多いでしょう。
このほか、事情があってプランを変更したい場合も、早期予約していると対応してもらいやすい傾向です。
ただし、早期予約した場合、必ず上記のことが認められるわけではありません。
プランの変更は何日前まで、などと決まっている引っ越し会社も多いので、契約する際に必ず確認してください。
一方、引っ越しの予約を直前に行うデメリットは以下のとおりです。
- 希望する日時に引っ越しができなくなる可能性がある
- 希望するオプションがつけられない場合もある
- 利用できる引っ越し業者が限られる場合もある
- 割増料金が請求される場合もある
引っ越し業者の中には、「1日前まででも予約可能」という場合もありますが、希望する日時が選択できないケースも多いです。
引っ越しの便は、同じ日時でも午前中に出発する午前便と、午後に出発する午後便があります。
午後便を利用する場合、近場でも荷物の到着が翌日になる場合もあるでしょう。
引越の翌日からすぐに仕事や学校がある場合、荷解の時間が取れない恐れもあります。
このほか、希望するオプションがつけられないのもデメリットです。
また、大手引っ越し業者ほど繁忙期は早々に引っ越し予約が埋まりがちです。
単身者でも繁忙期は早めの予約を行ない、家族連れの引っ越しの場合は1ヵ月前を最終ラインとして引っ越しの予約をするといいでしょう。
引っ越し会社への見積もりと予約の違い
引っ越し会社と契約する場合、事前に見積もりを依頼します。
見積もりとは、実際に引っ越し会社のスタッフが家にやってきて家の広さや荷物の量、間取りなどを計算しておおよその引っ越し料金を計算する作業です。
単身者の場合は電話で見積もりをする場合もありますが、家族連れの場合は対面での見積もりが基本です。
そして、見積もりを依頼しただけでは、まだ予約ではありません。
見積もりをしてもらい、金額に納得して契約をして初めて予約となります。
そのため、見積もりをしてもらったが予想よりも高すぎる場合や、スタッフの印象が今ひとつの場合は、別の引っ越し会社に改めて見積もりを依頼しても大丈夫です。
その一方で、見積もりをしてもらったからといって安心して何もしないと「予約が入っていない」と直前になって慌てるケースもあります。
適正価格で引っ越しするには複数社への見積もりを依頼するのがおすすめですが、繁忙期の場合は一括見積もりを利用するなどして、できるだけ手間を省きましょう。
また、引っ越し業者は見積もりをしたからといって予約をいつまでも待ってくれません。
見積もりをした際に「何日まで予約するか決めてください」と言ってくれるはずなので、期限は必ず守りましょう。
なお、見積もりを依頼せずいきなり予約になった場合、後で追加料金が発生する場合もあるので注意が必要です。
急な引っ越しが決まった場合の対処法
事情があって急な流れで引っ越しが必要になった場合、以下のような方法があります。
- 一括見積もりサイトなどを利用してすぐに予約できる引っ越し会社を見つける
- 荷物はトランクルームに、本人はウィークリーマンションなどに移り住んで改めて落ち着いて引っ越し作業できる日を探す
- 平日、午後便など比較的空いている日に予約できるかどうか問い合わせる
単身者が通常期に引っ越す場合は、前日の問い合わせでも対応してくれる会社が見つかりやすいです。
反対に、家族連れで引っ越しをする場合、引っ越し会社がなかなか見つからない場合もあります。
その場合、何とか引っ越しの日をずらせないか対応してみてください。
なお、引っ越し業者以外にも便利屋業者などが引っ越しサービスを提供している場合もあります。
しかし、引っ越し業者でないと必要な保険に入っていないなどトラブルが起こりやすいので、最終手段と考えましょう。
まとめ:引っ越しの予約は余裕を持って行う
近年は引っ越しの予約などもオンラインでできるようになるなど、便利になりました。
その一方で、日本では2月~4月に引っ越しが集中しやすい傾向は変っていません。
繁忙期に引っ越しが決まったら、単身者でも可能な限り早めに予約してください。
通常期でも早めに予約すると割り引きが受けられるなど特典があります。