家族で引っ越しする際に必要なものは?取得するタイミングも解説
ご家族との引越しContents
家族で引っ越しをする際に必要なものとは?
引っ越しの際はさまざまなものが必要になります。
初めて家族で引っ越しする際、何が必要か把握しきれずに悩む方もいるでしょう。
引っ越しをする際に必要なものは、大きく3つのカテゴリーに分けられます。
- 新生活の手続きに必要なもの:転出届・転入届・転校届などの書類、手続きに必要な費用
- 引っ越し作業に使うもの:梱包材・引っ越し作業に使う道具類など
- 引っ越し先で必要なもの:新居で必要な家具や家電類
この中には新たに準備する必要なもの、すでにあるもので賄えるものなどもあります。
次の項から1つずつ内容や準備の方法を紹介していくので、参考にしてください。
新生活の手続きに必要なもの
引っ越しをすると住所が変わるので、お住まいの自治体に届出が必要です。
同じ自治体内で引っ越す場合は転居届、自治体をまたいで引っ越す場合は転出届・転入届が必要になります。
子どもがいる場合は、自治体のルールにしたがって転校手続きと転入手続きを行いましょう。
特に、転出届や転校の手続きは引っ越し前に行わないと手続きに手間と時間がかかる場合もあります。
また、転出届や転入届がスムーズに出せないと国民健康保険、年金、子どもが利用できる自治体の補助などの移行手続きもスムーズに行なえません。
このほか、住民票が必要な免許証の住所変更、身分証が必要な金融機関の住所変更などにも影響が出てくる可能性があります。
引っ越しのときはやることがたくさんあり手続き関係を後回しにしがちですが、可能ならば引っ越しが決まったらできるだけ早く手続きを行いましょう。
マイナンバーカードを所有していれば、マイナポータルを利用してネット上で手続きが可能です。
家族の誰か1人でもマイナンバーカードを所有していれば家族全員の分の手続きができます。
自治体以外では、インターネットのプロバイダー、電気・ガス・水道の解約手続き等も必要になります。
全国で使えるプロバイダーならば住所変更で使用が続けられますが、賃貸物件に付随しているサービスであったり地域のケーブルテレビをはじめとする地域限定のプロバイダーだったりした場合は、解約手続きが必要です。
スマホも契約している通信会社に住所変更の手続きをしておきましょう。
引っ越し作業で使うもの
引っ越し作業には、以下のようなものを使います。
- 梱包材
- 緩衝材
- 養生に使う物品
- 掃除用具
- 挨拶用の手土産
このほかにも、家によっては必要なものもあるので、引っ越し作業を始める前に確認してください。
この中で、梱包材と養生に使う物品は、引っ越し会社に作業を依頼すると提供してくれます。
ただし、引っ越し会社やプランによっては提供してくれる梱包材だけでは足りない場合もあるため、そのときは自分で購入が必要です。
また、新居や旧居を掃除する道具を一式揃えておくと何かと便利でしょう。
軍手やひも類、ガムテープ、カッターなども揃えておけば荷造りの際に役立ちます。
引っ越しが決まったら必要なものをピックアップして、ホームセンターなどにまとめ買いにいきましょう。
足りないものがあったら早めに買い足していきます。
引っ越し先で使うもの
家が変わると新しく必要になるものもあります。
例えば、家族が1人独立して引っ越す場合は家具家電一式が必要になります。
また、引っ越し先では今まで使っていた家具家電のサイズが合わない場合は、買い直しが必要です。
引っ越し先が決まった時点で、何が必要になるのか考えてピックアップしてみましょう。
なお、引っ越し先で使うものは、引っ越した当日から必要なものと、新生活を始めながら揃えておけばいいものに分類されます。
一例を挙げると、洗濯機や冷蔵庫など生活に必須な家電やティッシュ・トイレットペーパーなどの衛生用品、布団などは引っ越し当日から必要です。
一方、収納家具や生活に便利なグッズなどは新生活を始めながら少しずつ揃えていけば大丈夫です。
まずは引っ越し先で即使うものを優先して揃えていきます。
家族で引っ越しする際に必要なもので困らないためには?
引っ越しが決まったらやるべきことが多く、何から初めていいか分からない方もいるでしょう。
新居が決まり、引っ越しの時期が決まったら事務手続きから行います。
旧居の解約をはじめとして、事務手続きは引っ越しの1ヵ月前がタイムリミットのものもあります。
引っ越しが決まったら、まずは大家さんや管理会社・自治体にその旨を伝えて必要な手続きをしてください。
もらった書類はひとまとめにしてファイルにいれ、何が入っているかはっきりと記しておきましょう。
そうすれば、引っ越しの作業中に必要な書類が行方不明になることもありません。
事務手続きと並行して引っ越し会社を決めましょう。
引っ越し作業とプランによって、提供してもらえる梱包材が異なります。
また、引っ越しプランによって自分で行う作業も変わってきます。
梱包や荷解まで全てやってくれるプランを利用すれば、費用がかかる代わりに引っ越し直前まで仕事や育児などに専念できるので、身体的な余裕に応じてプランを選びましょう。
ただし、2月中頃~4月までの繁忙期は、引っ越し会社を早めに決めないと希望する日に引っ越しができない可能性もあります。
繁忙期に引っ越しを行う場合は引っ越し会社を先に決めてから事務手続きを行うといいでしょう。
引っ越し先で使うものはいつ用意すべき?
引っ越し先で使うものを旧居で揃えると、それだけ運搬費用もかかります。
したがって、以下のように使い分けるといいでしょう。
- 引っ越し先で即使う新しい家具や家電:運搬先を新居にすれば引っ越し費用を抑えられる
- 引っ越し先で即使う雑貨類や衛生用品:手荷物で持っていく
- 引っ越し先で必要になりそうなもの:新居で揃える
引っ越し先で即必要になる雑貨類や衛生用品は、旧居で使っていたものを一部手荷物として持って行くといいでしょう。
引っ越し荷物が即日到着する場合は、「引っ越し先ですぐ使うもの」として1つの段ボールにつめておきます。
そうすれば、あちこち荷物をひっくり返さずにすみます。
引っ越し先ですぐに使う家電や家具は新居のほうに届けてもらいましょう。
引っ越し先での新生活に困らないためには?
引っ越し先での新生活に困らないためには、新居を決める際に周辺にある商業施設や自治体の施設を確認しておきましょう。
例えば、新居の近くにスーパーやコンビニエンスストア、ホームセンターなどがあれば新居で足りないものがあっても即買いに行けます。
反対に、引っ越し先が郊外だった場合は、引っ越しの途中で必要なものを買い込んで新居に向かう必要も出てくるでしょう。
また、引っ越した後は、転入手続きや学校の手続きなどで市役所等に何度が足を運びます。
市役所だけでなく、出張所などの場所を把握しておくと必要な手続きがスムーズに進みます。
まとめ:家族で引っ越す場合は必要なものを早めに把握しておこう
引っ越しは、家族の人数が増えるほど準備に手間と時間がかかり、やるべきことも増えていきます。
特に、保育園・幼稚園・小学校などに通う子どもがいる場合、学校の手続きも必要です。
また、遠方に引っ越す場合は旧居で必要な手続きを忘れると、手続き完了まで手間と時間がかかります。
引っ越しが決まったらやるべきことを全てピックアップし、必要なものを揃えていきましょう。
引っ越し作業といえば真っ先に思い浮かぶ荷造りは、最後の仕上げです。