【丁寧なところは間違いない？】引っ越し業者の選び方

引っ越し業者の種類とは？

引っ越し業者の選び方を紹介する前に、引っ越し業者の種類とご紹介しましょう。
引っ越し業者には、以下の2種類があります。

• 全国に支店がある大手引越し業者
• 地元に本拠地がある地域密着型の業者

大手引っ越し業者と中小の引っ越し業者と言い換えてもいいでしょう。
また、引っ越し業者以外にも引っ越し業務を依頼できる業者があります。
それぞれの業者に特徴・メリット・デメリット、依頼がおすすめの場合、おすすめできない場合があります。
これから1つずつ詳しく解説していくので、業者選びの参考にしてください。

全国に支社がある大手引越し業者

全国に支社がある大手引越し業者とは、会社の規模が大きく知名度も高いです。
大手引っ越し業者の特徴は以下の通りです。

• 日本全国だけでなく海外の引っ越しにも対応してくれる
• 楽器や精密機械など運搬に特別な技術が必要なものに対応してくれる
• 荷物の一時預かりや不用品の回収サービスなど実施
• 荷造り・荷解きなどもサポートするコースがある

大手引っ越し業者の特徴は、対応地域の広さとサービスの手厚さ、コースの多彩さです。
例えば、福岡から東京のような長距離の引っ越しでも問題なく依頼できます。
また、荷物の一時預かり、運搬に技術がいる物品の輸送、不用品の回収などサービスも豊富です。
荷造り・荷解サービスを提供している業者もあるので、仕事や育児などで忙しく荷造り・荷解が難しい方も引っ越しがスムーズに行なえます。
その一方で、特に繁忙期は費用が高額になりがちといったデメリットもあります。
以上をふまえて、大手引っ越し業者に依頼するのがおすすめなのは以下のような条件に当てはまるような方です。

• 県外や国外など遠方へ引っ越す
• グランドピアノなど運搬に技術を必要とする物がある
• 荷造りや荷解、荷物の一時サービスなどを利用したい
• 引っ越し料金よりもサービスの手厚さを重要視している

特に、国外に引っ越す場合は大手引っ越し業者しか対応してくれないケースが多いでしょう。
また、引っ越す日と新居への入居日に差がある場合は大手引っ越し業者の邦画柔軟に対応してくれます。

地元に本拠地がある地域密着型の業者

地元に本拠地にある地域密着型の引っ越し業者とは、以下のような特徴があります。

• 引越し作業に対応する地域が大手引っ越し業者より狭い傾向
• 繁忙期でも大手に比べて予約が取りやすい
• 大手引っ越し業者に比べると引っ越し料金が安い
• 大手引っ越し業者に比べるとイレギュラーな対応が可能な傾向
• 繁忙期でも予約が取りやすい

地域密着型の引越し業者は大手引越し会社に比べると知名度は低いですが、その分イレギュラーな事態にも柔軟に対応してくれる業者が多いです。
その一方で引越し作業ができる範囲が県内、もしくは隣り合う県までといったところも珍しくありません。
また、提供しているサービスも大手業者よりも少なく、家電の取り外し、荷物の搬入・搬出のみといったところも多いでしょう。
それをふまえて、地域密着型の業者を依頼するのがおすすめなのは、以下のような場合です。

• 引っ越し先が同じ県か遠くても隣県
• 引っ越しまでの期間がなくて至急業者を探したい場合
• 繁忙期でもできるだけ引っ越し費用を抑えたい
• 引っ越し会社に依頼する作業は荷物の搬出・運搬・搬入のみ

なお、地域密着型業者の中にも東京や大阪などの大都市の引っ越しには対応している業者もあります。
詳しくはホームページ等を確認したうえで依頼しましょう。

引っ越し業者以外で引越し作業を行っている業者

 

クロネコとヤマトや赤帽など一部の運送業者は単身者や荷物の少ない家族の引っ越しなど、範囲を限定して引っ越し作業を請け負っています。
依頼できる引っ越し荷物の量には限りがありますが、一般的な引っ越し業者に利用するより費用を抑えられます。
また、急な引っ越し作業にも対応してくれる業者もいるので、イレギュラーな作業を依頼した場合にも便利です。
このほか、便利屋業者も荷造りや荷解きといった引越し作業から小規模な荷物の運搬などを利用できます。
以下のような場合は、引っ越し業者以外の業者に依頼するのもおすすめです。

• 1人暮らしの引っ越しや単身赴任など荷物の量が少ない引っ越し
• 梱包作業、荷解など引越し作業の一部だけを依頼したい
• 急な引っ越しなどイレギュラーな依頼をしたい

なお、運送会社や便利屋業者は本職の引っ越し業者と比べるとできる作業に限りがあります。
また、運搬してもらう荷物が破損した場合の補償なども引っ越し会社に比べると弱い部分があるので、それを承知の上で依頼しましょう。

丁寧な引っ越し業者を選べと言われる理由

引っ越し業者は数が多いため、引っ越しの際にどの業者を選んでいいか迷う方も多いでしょう。
引越し作業を選ぶ際は、丁寧な業者を選ぶと良いと言われています。
一口に丁寧と行っても以下のような複数の意味があります。

• 顧客への対応が丁寧
• 引っ越しの作業が丁寧
• 荷物の扱い方が丁寧

引っ越し業者もサービス業の一種です。
顧客への対応がいいかげんだったりおざなりだったりする業者は、引っ越し作業もいいかげんな可能性があります。
引っ越し業者を選ぶ際は、知名度や値段の安さばかり注目されがちですが、それだけで引っ越し業者を選ぶと後悔する可能性もありでしょう。

引っ越し業者を選ぶ際は問い合わせの対応でチェック

引っ越し業者を選ぶ際、最初に行うのは希望する引っ越しの日に引っ越し作業ができるかどうかと、見積もりの依頼です。
その際の対応をチェックしましょう。
引っ越しに業者には繁忙期と通常期があり、繁忙期の前は引っ越し業者も対応に追われます。
だからといって、おざなりだったりぶっきらぼうだったりする対応をする業者はおすすめできません。
引っ越し業者への依頼は2月末～4月上旬までに集中する傾向があります。
この時期に引っ越し業者が忙しいことも、2月上旬くらいから問い合わせが増えるのは引っ越し業者であれば当然予想が付くことです。
忙しいことをいいわけに問い合わせの対応がおざなりだったり、いいかげんだったりするような業者は依頼しないほうがいいでしょう。

見積もりに来る業者の態度でチェック

一時期、引っ越しを依頼したい方に対して引っ越し業者の数が足りない時期が続いた年がありました。
「引っ越し難民」といった言葉も登場し、引っ越し業者の確保に四苦八苦した方もいるでしょう。
引っ越し業者も多数の依頼をなんとかこなすのに必死だったかもしれません。
だからといって、見込み客にそっけない態度をとっていい理由には鳴らないので、見積もりに来る業者のチェックは重要です。
横暴な態度を取る、決断を急かすなどの業者は依頼しないほうがいいでしょう。
顧客に最初からそっけない態度を取る業者は、引っ越し作業もいい加減になる恐れがあります。

まとめ：引っ越し業者は丁寧さで選ぼう

引っ越し業者は、短期間に2回、3回と利用する可能性は少ないでしょう。
そのため、そっけない態度を堂々と取る引っ越し業者もあります。
引っ越しをする場合、引っ越し業者へ依頼できないと何かと大変です。
そのため、多少態度が悪い業者でも我慢して依頼する場合もあるでしょう。
しかし、顧客に丁寧な対応ができない業者は作業もいい加減になる傾向です。
引っ越し作業を依頼する場合、丁寧な愛応をしてくれる業者を選びましょう。
そうすれば、無用なトラブルなども起こりにくく気持ちよく引っ越しできます。