単身で引越しする場合の注意点は？引越しプランの選び方も解説

単身での引越し 2024.07.22

Contents

1 単身での引越しで大変なポイントとは？
2 単身での引越しをスムーズに行うコツ
3 単身の引越しでおすすめの引越しプランは？
4 単身での引越しでもおまかせプランがおすすめなケース
5 まとめ：単身の引越しは入念に計画を立てて行おう

単身での引越しで大変なポイントとは？

家族から独立する場合や1人暮らしで引越しをする場合、家族での引越しと比べて、以下のようなことが大変に感じる場合があります。

荷造り・役所での手続き・不用品の処分などを1人で行わなければならない
引越し作業の完了まで時間がかかりがち
急な予定変更に対応しにくい

単身で引越しする際、最も大変な点は引越しに関する作業や手続きのサポートが得られにくいことです。
特に社会人の場合、1日6～8時間は仕事に時間を取られます。
引越し作業や各種手続きは夜間や休みの日など限られた時間しか行なえません。
そのため、引越し前日になってもほとんど荷造りが終わらない可能性もあります。
単身で引越しする場合は、家族と一緒に引越しする以上に入念に計画を立ててください。
特に荷物が多い場合や遠方に引越す場合は、荷造りに時間がかかり書類が出し忘れると再提出が難しいため、可能な限り準備に時間もかけましょう。

その一方で、単身での引越しは「引越し費用が抑えやすい」というメリットもあります。
引越し料金は荷物が多いほど高くなるため、荷物を少なくしやすい単身者は遠方や繁忙期での引越しでも料金を抑えやすいでしょう。
このメリットを最大限利用するためにも、引越し準備は計画的に行ってください。

単身での引越しをスムーズに行うコツ

単身での引越しを可能な限りスムーズに行うコツは、以下のとおりです。
一つずつ解説していくので、参考にしてください。

引越しの準備はできるだけ早く始める
引越し荷物を可能な限り減らす
オンライン手続きをフル活用する
引越し作業を手伝ってくれる人手を確保する

引越し準備はできるだけ早く始めましょう。
一般的な引越しの場合、賃貸物件の退去申し出は1か月前が原則です。
引越しが決まったらまず賃貸物件の退去手続きを行ない、その後はできることから始めましょう。
引越し1か月前から不用品をピックアップしていくと自治体で回収してくれるものは、おおよそ回収してくれます。
また、多少スケジュールが狂っても1か月前から準備を始めていれば、巻き返しも可能です。

引越し荷物を減らせば、荷造りと荷解が楽になります。
単身で引越しする場合、作業の大部分を1人で行わなければなりません。
荷物が少なければ引越しの2～3日前から作業を始めても間に合います。
それに加えて引越し荷物が少なければ引越し費用も抑えられます。

このほか、引越しの際は荷造りと並行して各種手続きが必要です。
自治体をまたいで引越しする場合は転居届、自営業の場合は国民健康保険や年金の手続きも行います。
自治体の手続き以外は、電気・ガス・水道の解約届、金融機関の住所変更届なども必要です。
現在はオンライン上で引越しの際に必要な手続きができるところも増えました。
引越しが決まったら必要な手続きをピックアップしたうえで、オンラインでの手続きが可能かチェックしてください。
オンラインで手続きが行なえるなら、別所に足を運ぶ必要もありません。
また、役所で手続きを行う場合、オンラインで予約が取れるなら取っておきましょう。
引越しシーズンである2～4月は役所も混み合います。
場合によっては手続きの待ち時間が長くなる恐れもあるので、オンライン予約ができれば時間を効率的に使えます。

そして可能ならば、引越す日の当日だけでも手伝いの人手を確保しておくと作業がスムーズに進みます。
特に、時間がなくて引越す日当日になっても荷造りができていない場合、頼りになるのは人手です。
友人や家族など手伝いが頼めるなら積極的に依頼しましょう。
荷解も手伝いがいれば格段に早く進みます。
友人や家族の手助けは当てにできないけれど人手が欲しい場合は、引越し業者のおまかせパックを利用したり便利屋業者に荷造りや荷解を依頼したりする方法もあります。
人手が必要だと思ったら、可能な限り早めに手配しましょう。

単身の引越しでおすすめの引越しプランは？

単身の引越しプランとしては、以下の3つがよく知られています。

単身引越しパック
単身向けプラン
単身専用見積り

単身引越しパックは高さ170～175cm、横幅105～108cm、奥行き104～110cm程度のカーゴに搭載できるだけの荷物を入れて引越しするプランです。
カーゴの大きさがすでに決まっているため、訪問見積もりをしなくても依頼できるのもメリットです。
価格も一般的な引越しプランよりも安価で、通常期と繁忙期の価格差も小さいです。
単身引越しパックではダンボール30箱ほどと布団袋、単身用冷蔵庫や電子レンジ程度の荷物が積めます。
1Rにお住まいの方や1Rに引越しする方ならば十分な量です。
ただし、高さ175cm、横幅108cmを超える家具や家電は搭載できません。
シングルベッドや背の高いタンスなどは積んでいけないので注意が必要です。
また、単身引越しパックは遠方に引越す場合、荷物の到着が2～3日後になる可能性もあります。
すぐに家具や家電を使いたい場合は別のプランを利用しましょう。

単身向けプランとは、2トントラック程度の小型～中型のトラックをチャーターして荷物を運ぶプランです。
引越し会社ごとに提供するサービスが異なるため、必ず内容を確認して見積もりを取ってください。
単身向けプランは、1K～1LDKにお住まいの方も余裕をもって利用できます。
ベッドやソファーなどの大型家具も運んでもらえます。
「一人暮らしだが大型の家具や家電がある」「ダンボールが30箱以上ある」といった場合は単身向けプランのほうがおすすめです。
また、単身プランを利用すると会社によっては「不用品の処分サービス」「荷物の一時預かり」などのオプションサービスが利用できるところもあります。
不用品を処分しそびれた場合や、引越し日と新居への入居日に数日の間がある場合は単身向けプランを利用したほうが引越しがスムーズにいくでしょう。

単身専用見積りとは単身パックやプランがない会社にある見積もりです。単身用の料金は距離と荷物の量で決まります。単身引越しパックでは運べないシングルベッドやタンスなども運べます。荷物の量で利用が制限されないため、単身者それぞれに最適なプランになることが多く、荷物が少なくなれば、どのプランより安くなることが多いです。結果的に、荷物が少ないお客様の多くが単身専用見積りを選ばれます。まずは安心してお見積りをご依頼ください。

単身での引越しでもおまかせプランがおすすめなケース

「おまかせプラン」とは、荷造りや荷解などを引越し会社のスタッフが行ってくれるプランです。
引越し会社によって提供しているサービスが異なるので、まずは利用できるサービスを確認のうえ見積もりを申し込みましょう。
おまかせプランを利用するのはファミリー層が多いですが、単身者でも以下のような場合は利用するメリットが大きいです。

急な引越しが決まり、荷造りや荷解をしている時間がない場合
引越してすぐに長時間の仕事が決まっている場合

事情があって即引越しをしなければならない場合、一人暮らしでは荷造りに十分な時間が取れません。
引越し作業開始の日時までに荷造りが終わっていないと、契約違反となり引越し作業ができない恐れもあります。
申し込んだ日時に引越し作業を終えるには、おまかせプランがおすすめです。
また、荷解をする時間がないと新生活に支障が出る場合もあるでしょう。
生活に必要な最低限のものだけでも荷解してもらえれば、すぐに仕事が忙しくなっても安心です。

なお、おまかせプランが利用できない場合は可能な限り荷物を少なくしましょう。
一人暮らしの場合、思い切って古い家具や家電を処分して新しいものを新居で購入するか、家具家電付きの物件に引越す方法もあります。