福岡市内で引越しする方法は？業者の選び方や手続きの注意点を解説

福岡市内で引っ越しする際に必要な手続き

福岡市内で引っ越しする際に必要な手続きは以下の通りです。

• 住民異動届（転居届・転入届）
• 国民健康保険に関する届出
• 介護保険に関する届出
• 国民年金に関する届出
• 子どもの転校・転入に関する届出
• 免許証の住所変更

同じ福岡市内での引っ越しも、住所が変わる場合は福岡市内の区役所で一通りの手続きが必要です。
例えば、会社員で同じ区内に引越すだけならば転居届だけで大丈夫ですが、国民健康保険や国民年金に加入していたり介護保険を利用したりしていた場合は、住所変更の手続きが必要になります。
公立小学校や中学校に通っている子どもがおり、学校が変わる場合も転校届を出して「転入学通知書」を交付してもらいます。
もっと詳しく知りたい方は、福岡市役所のホームページ内にある「引っ越し」の項目を確認しましょう。
必要な手続きがすべて掲載されています。
なお、同じ福岡市内でも区内の引っ越しと区外からの引っ越しでは提出する書類が違います。
同じ区内ならば転居届、区をまたいでの引っ越しは転入届が必要です。

福岡市内で引越す場合に手続きをスムーズに行う方法

福岡市内で引っ越しする際に必要な手続きは、原則として福岡市内の区役所で対面にて行います。
本人が行くか、家族の場合は代表者1人が行けば手続きできます。
福岡市内の区役所では引っ越し手続きに関するオンライン予約サービスを実施中です。
オンライン予約サービスを利用すれば、５営業日以降の引っ越し手続きの事前申し込みができるうえ、面倒な書類の記入が不要になります。
共働きで平日なかなか区役所に行く時間がない方や、可能な限り引っ越し手続きを短時間で行ない方にはおすすめです。
ただし、ひとり親家庭等医療費助成、児童扶養手当、障がい福祉関係手続きなど一部オンライン予約サービスが利用できないケースもあります。
詳しくは、福岡市のホームページ内にある引越し手続きのオンライン予約サービスのページを確認してください。
なお、オンライン予約サービスをしたうえで区役所で手続きを行う場合でも、身分証明書や年金手帳、転校届などの書類は必要です。
また、引っ越しの手続きは転居届を出したら免許の住所変更を行うのがおすすめです。
旧住所では身分証として役立ちません。

福岡市内で引っ越す場合に必要なサービスの手続き

電気・ガス・水道などのライフラインは、同じ市内のの引っ越しでも停止手続きと開始手続きが必要です。
期限は1週間前なので、忘れずに行いましょう。
近所への引っ越しも、そのままにして引っ越してはいけません。
インターネットのサービスは同じ業者を使う場合は住所変更手続きと、工事をしてもらう手続きを申し込んでください。
インターネットサービスの場合、住宅環境によっては同じサービスが利用できない場合があります。
金融機関には、住所変更の手続きを行いましょう。
現在はネットで手続きできるところが増えました。
カード会社も住所変更手続きを忘れずに行ってください。
通販サイトに旧住所を登録している場合は、新住所に登録し直しましょう。

福岡市内で引っ越す場合の引っ越し業者の選び方

福岡市内で引っ越しする場合、引っ越し作業を依頼できる業者は以下の3つがあります。

• 全国に支店がある大手引越し業者
• 福岡に本拠地がある地元密着型の業者
• 運送業者・便利屋業者など引っ越し以外の業者

全国に支社がある大手引越し業者は、サービス内容が豊富でスタッフのレベルが高いのがメリットです。
業者によって多少の違いがありますが、荷物の一時預かりサービス荷造り・荷解のサービスなどが利用できます。
大手引越し会社はホームページからの見積もりも予約できたり、専用のコールセンターを持っていたりするので問い合わせもスムーズです。
アフターフォローや補償も手厚いので、万が一のことが起こっても安心です。
例えば、仕事や育児、介護が忙しくて引越し作業が十分にできない場合、新居に入るまでしばらく時間がかかる場合などは大手引っ越し業者に依頼すると便利でしょう。
ただし、繁忙期は予約が取りにくいのがデメリットです。

地元密着型の引越し業者は大手引越し会社に比べると直前でも予約ができやすく、イレギュラーな依頼も柔軟に対応してくれる傾向です。
例えば、繁忙期の直前予約など大手引っ越し業者ではなかなか引き受けられない依頼も、引き受けてもらえやすいでしょう。
また、地元密着型の業者は大手の引っ越し業者に比べて宣伝費や支社の維持費などがかからない分、引っ越し費用が安いところも多いです。
その一方で、提供しているサービスは荷物の搬出と搬入、荷造りに必要な資材の提供のみといったシンプルなところも珍しくありません。
大型楽器や精密機械などの搬出・運搬に対応できない場合もあるでしょう。

運送業者は単身引っ越しパックなど少量の引っ越しに対応したサービスを提供しています。
便利屋業者は、荷造りや荷解きといった搬入・搬出以外のサービスを提供しています。
例えば、単身の引っ越しで大型家具や家電が全くない場合は、引っ越し業者に依頼するより運送業者の「単身引っ越しバック」のようなサービスを利用したほうが引っ越しにかかる費用を抑えられるでしょう。
便利屋業者は、引越し作業に人手が足りない場合に1時間単位で依頼すると便利です。

福岡市内の引っ越しに利用する業者選びのポイント

福岡市内の引っ越しに利用する業者を選ぶなら、以下のポイントをチェックしましょう。

• 大型楽器・精密機械など搬出や搬入に特別な技術が必要なものがあるか
• 引っ越しの日は繁忙期か通常期か
• 引っ越し荷物はどのくらいか
• 引っ越しする日はずらせるのか
• 引っ越し作業の人では足りているのか

搬入や搬出に技術が必要なものがある場合や、引っ越し作業に人手が足りない場合は大手引っ越し業者の依頼がおすすめです。
見積もりの際に相談すれば、引っ越し作業のスタッフを増やしてもらったり荷造りサービスなどを提案したりしてもらえます。
費用はかかりますが、安全かつスムーズに引っ越ししたいなら大手引っ越し業者がおすすめです。
一方、荷造りや荷解きは自分でできる、搬出、搬入する荷物は一般的な家具や家電ばかりなら地元密着型の業者を利用してもいいでしょう。
単身者の場合は荷物が少なければ運送会社の単身引っ越しバックを利用する選択もあります。
地域密着型の業者を利用し、午後にトラックが出る便を利用したり引っ越しを平日に行ったりすれば、引っ越し費用をかなり抑えられるでしょう。
繁忙期に引っ越しする場合は、大手引っ越し業者でも地域密着型の引っ越し業者でも、早めの依頼が必要です。
特に大手引っ越し業者は引っ越し2ヵ月前の依頼を求められる場合もあります。

福岡市内の引っ越しなら自力で可能？

「近場の引っ越しなら引っ越し業者に依頼しなくても自分でできるのでは？」と思う方もいるでしょう。
しかし、大型家具・家電がある場合は自力での引っ越しはおすすめできません。
大型家具・家電の搬出は技術が必要です。
特に、アパートやマンションなどの集合住宅の場合、柱や階段などの共用部を傷つけないように養生も必要です。
引っ越しにかかる費用を抑えられても、家具や家電が壊れてしまったら元も子もありません。
また、トラックをレンタルする費用なども必要です。
単身の引っ越しで大型家具家電がなく、荷物もダンボール10箱程度の引っ越し以外は業者を依頼しましょう。

まとめ：福岡市内の引っ越しでも引っ越し業者に依頼しよう

同じ福岡市内の引っ越しでも、引っ越し業者に依頼しましょう。
荷物の搬入や搬出は予想以上に技術が必要です。
また、近場の引っ越しでも市役所での手続きは遠方に引っ越したときと同様に必要です。
同じ市内だからと、省略できるサービスは転出届の入手だけです。
早めに手続きを行いましょう。