引越し費用を安くする方法は?家族連れ・単身それぞれのコツと注意点を解説
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引越しにかかる費用の内訳と節約できるポイント
家族連れでも単身でも、引越しにかかる費用は以下のような内訳になっています。
- 引越し業者へ支払う作業費用
- 引越し業者に支払う運送費用・トラックのレンタル料
- ダンボールなどのこん包材の購入費
- 引越しにともなう不用品の処分費用
- その他雑費
なお、引越し作業を依頼する会社やプランによっては梱包材も料金に含まれています。
また、引越し業者に依頼した場合、作業費用と運送費用、トラックのレンタル費用はまとめて請求されるのが一般的です。
ちなみに、引越し業者に支払う料金は、荷物が多く引越し先が遠方なほど高額になります。
引越し先の変更はできません。
したがって、引越し費用を少しでも節約したいならば、単身でも家族連れでも引越し荷物を減らすのがまず第一のポイントです。
引越し費用を安くするには荷物を減らすのがコツ
引越し費用を安くするには、引越し荷物を減らすのが最大のコツです。
引越し荷物が多いほど荷物の搬出・搬入にかかる人手もかかり、チャーターするトラックも大きくなります。
反対に引越し荷物が少なければ、家族の人数が多くても引越し費用を安くすることができるでしょう。
引越し荷物を少なくするポイントは以下のとおりです。
- 引越し荷物を梱包する際に、不用品はすべて処分する
- 大型家具・家電はもっていかない
例えば、就職や進学で1人独立して遠方に住む場合、大型家具や家電は別所で購入して新居に配達してもらう方法もあります。
現在はネット通販も充実しているので、購入したうえで改めて引越し業者に運んでくれるより安く済むでしょう。
また、引越し先に住む期間が2~3年と限られている場合は、家具家電付きの物件に引越す選択もあります。
家族連れの引越しの場合も、可能な限り不用品を減らしましょう。
例えば、新たに大型家具を買い足す必要がある場合は、新居に届けてもらうようにすれば費用を節約できます。
また、子どもが学校に上がるタイミングで引越す場合は、小学校や幼稚園の道具を処分できます。
余裕をもって引越しの荷造り計画を行い、不用品を処分しましょう。
引越し業者の選び方で引越し費用を節約できる?
引越し業者によって引越し料金は変わってきます。
一般的に全国に支店を置く大手引越し業者より、地域密着型の引越し業者のほうが料金は安いイメージがあります。
このイメージは、正しい一面もありますが注意点もあるので、気をつけましょう。
大手引越し会社は、国内はもちろんのこと海外の引越しも受けてくれます。
一方、地域密着型の小さな引越し会社は、県内しか対応できない業者も珍しくありません。
例えば、関東から関西へ、九州地方から北海道へといった遠方へ引越す場合、地域密着型の引越し業者を利用したい場合は対応できるかどうかまず聞いてみましょう。
また、引越し業者以外に引越し作業を依頼したい場合も注意が必要です。
近年は、不用品回収会社、便利屋業者、ゴミ屋敷を片付ける清掃業者なども業務の一環として引越し作業を行うところが出てきました。
不用品回収業者やゴミ屋敷を片付ける清掃業者は、不用品の片付けや回収を行ってくれたうえで引越し作業をしてくれるといったメリットもあります。
便利屋業者は、24時間体制で依頼を受けているところもあり、事情があって早朝や深夜に引越ししたい場合に便利です。
しかし、引越し業者以外の業者に引越し作業を依頼すると、万が一の時に補償を十分に受けられない可能性があります。
しかも、引越しを専門とする業者でないと、養生が甘かったり荷物の扱い方が乱暴だったりして、トラブルに発展する可能性も高めです。
引越し業者以外の業者の場合、安価な値段設定で客を集めているところもありますが、リスクも承知しておきましょう。
なお、引越し業者よりもプランの選び方のほうが引越し費用を節約できる可能性があります。
引越し費用を節約できるプランは以下のようなものがあります。
- 単身者向け:単身パックを利用
- 家族連れ向け:荷物の搬出と搬入のみのシンプルプランを利用
単身パックとは、一定サイズのカートに入る分だけ荷物を詰めて運ぶ方法です。
大型家具や家電は運べないデメリットはありますが、ダンボールだけなら20箱程度は持っていけます。
家族連れの場合は、できるだけシンプルなプランを利用しましょう。
荷物のこん包などのサービスが付いているプランはそれだけ費用が高くなります。
引越し時期や作業の時間帯で費用を安くするコツ
引越し料金は、繁忙期と通常期で費用が変わってきます。
- 繁忙期:2月末~4月初め、9月
- 通常期:5月~8月、10月~1月
繁忙期の中でも、3月、4月の土日は最も値段が高く通常期の2倍ほど値段が上がるところもあります。
引越し費用を安くするには、繁忙期を避けて引越すのが一番です。
しかし、仕事の都合や進学で引越す場合は、好き勝手な時期に引越すことはできないでしょう。
繁忙期に引越す場合で引越し費用を可能な限り安くしたい場合は、以下のポイントを押さえましょう。
- 平日に引越す
- 午後便を手配する
繁忙期でも平日ならば引越し費用を安くできる可能性があります。
また、引越しには、午前便と午後便があります。
午前便は文字通り朝一で作業をして昼前に出発する便です。
市内~県内の引越しならば、その日のうちに到着して搬入まで終わります。
できるだけ早く引越しを終わらせたい方が多いため、引越し費用は高くつきがちです。
一方、午後便は費用の午後から作業を始めます。
引越し先が市内までなら午後便でも十分に引越しを終えられるでしょう。
しかし、県内の場合は搬入作業が翌日になる可能性もあります。
そのため、費用がやや安めです。
遠方に引越す場合、引越し作業は1日では終わりません。
時間に余裕がある場合以外にも、遠方に引越す場合は午後便を利用するといいでしょう。
午後便の場合は、引越し作業が余裕をもって行えるメリットもあります。
通常期に引越す場合、引越し業者同士で相見積もりをするのがおすすめです。
相見積もりをすれば地域の相場がわかるのはもちろんのこと、値下げ交渉の武器にもなります。
今は一括見積サイトも豊富なので、利用してみましょう。
引越し料金を安くしたい場合の注意点
引越し料金のうち、最も大きな割合を占めるのが引越し業者に支払う料金です。
ならば、自分でトラックをレンタルして引越しすればいいのではないか、と思う方もいるでしょう。
しかし、この方法はおすすめできません。
引越し作業は思っている以上に大変です。
2人以上の家族がいて大型家具家電がある場合は、2トン以上のトラックが必要です。
大型家具家電が一切ない状態でも、通常のワンボックスカーや軽トラックでは荷物を載せきれないでしょう。
近場でも何往復もするのは大変です。
また、ファミリータイプの洗濯機や冷蔵庫などは、3人以上でないと搬出できません。
唯一の例外は、単身の引越しで大型家具家電が一切なく、近場で引越しする場合です。
ダンボール20箱までなら軽トラックに載せられます。
遠方の場合は、宅配便を利用してもいいでしょう。
まとめ:引っ越し料金を安くする方法はいろいろある
引越し料金を安くする方法は複数あります。
引越し時期、荷物の量などを鑑みて、できる方法を取りましょう。
なお、自分ですべての引越しを行うのは大変です。
たとえ人手が集まったとしても、任せられるなら業者に依頼しましょう。
そのほうが、安心です。